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自走日記 28歳、ホテルで自炊した夏のこと
¥900
自分で走る、自分で炊く 静かな興奮があふれ出す日記エッセイ 28歳、ソロ参加した免許合宿。部屋でこっそり煮炊きして暮らしたローカルな町での14日間と、道に出てから考え続けている“車社会の人間味”。 「運転すること」の感慨には二種類ある。ひとつは大人になったなあ、と現在地までの道のりにしみじみ思いを馳せること、ふたつは公道の空気があまりに人間社会みたいで、ドライバーと生身の自分、両方の世界線がシンクロするような不思議な感覚に身を浸すこと。 誰かを傷つけるかもしれない、けれど。人づきあいに抱く恐れと、運転席に乗り込む緊張感は似ている。そして、ひとりで車に乗れることと料理ができること、その間に見つけ出した思わぬ共通点とは。 「大人になるってどういうこと?」 そんな素朴な問いをめぐる、夜道のドライブのような一冊。 == 書誌情報: 『自走日記 28歳、ホテルで自炊した夏のこと』 石川ひなさ 著 2025/09発売 A6(文庫サイズ) / 66P / 無線綴じフルカラー / 定価900円 著者プロフィール: 石川ひなさ ローカルフードを追いかける料理人、ライター。出版社での営業職、スタートアップでの編集職を経て、家庭料理のお弁当屋さん「アホウドリ」で飲食業修業中。「ふくめし」屋号で呑めるサンドイッチ屋さんを気まぐれに出店。好きなお酒は芋焼酎の1992年生まれ。
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訓練校日記 30歳、学生だった半年のこと
¥900
ここから、どう働いて生きていく? 30歳無職が迷い込んだ職業訓練校、調理科 大人だらけのスクールライフ・エッセイ 会社を辞めた30歳が飛び込んだ「職業訓練校」は、老若男女がひとつ屋根の下で“はたらく”を学ぶアナザーワールドだった。来る日も調理実習で手を動かし、教室の自席で頭をひねって、6ヶ月の間考え続けた「料理の仕事とは?」「“はたらく”とは?」 いっとき羽を休めながらその手触りににじり寄った思索と、平成初期生まれの眼差しに立ち現れる世代観。働く人生にふたたび飛び立つまで、トンネルをくぐり抜けた半年間のスクールライフ・エッセイ。 == [目次] 30歳、学生になる / 月金9時16時半 / 調理実習 / 無重力教室 / 10日目のダウン / 給食室の小人 / 板の前の姿勢 / 肉じゃがの試験 / 食べるお守り / 給食と再会 / ケアと嗜好の間 / 役探し / 富士山は誰にも / 歩くセラピー / はたらく訓練 / おいしいは主観 / 現場ごっこ / リトルかっぱ橋 / 先輩としての先生 / 大人たちの放課後 / 進路のムード / ハローワーク出張所 / そこに居ないとできない仕事 / 17時台の酒場 / くれぐれも気をつけて == 書誌情報: 『訓練校日記 30歳、学生だった半年のこと』 石川ひなさ 著 2025/05発売 A6(文庫サイズ) / 68P / 無線綴じフルカラー / 定価900円 著者プロフィール: 石川ひなさ ローカルフードを追いかける料理人、ライター。出版社での営業職、スタートアップでの編集職を経て、家庭料理のお弁当屋さん「アホウドリ」で飲食業修業中。「ふくめし」屋号で呑めるサンドイッチ屋さんを気まぐれに出店。好きなお酒は芋焼酎の1992年生まれ。 == [key word] 働く / 立ち止まる / 大人の学校 / 料理の仕事 / 給食 / ケア / 手仕事 / 世代観